手持ち式トンネル掘削機向け 超ワイド入力電源(ARCF20)

400V超の産業用三相ラインから直受電
手持ち式掘削機の電源設計を一変させる、超ワイド入力電源ARCF20の実力
地下建設や鉱山開発の最前線で使用される「手持ち式トンネル掘削機」。
作業者が直に保持するポータブル機器は、強烈な振動や容赦ない高湿度だけでなく「仮設発電機による激しい電圧変動」という、
電源にとって最悪とも言える電気的環境下で確実に動作しなければなりません。
メイン制御基板や安全監視システムを支える20W AC-DC電源モジュール「ARCF20シリーズ」が、
なぜ地下の過酷な現場に挑む設計者たちに選ばれているのか。課題解決の手助けとなる製品の特徴をご紹介します。
掘削現場での電源設計「3つの難題」
- 「中性線(N線)がない」という三相電源の壁
トンネル内や鉱山などの広大な現場では、電力損失を抑えるため400Vや480Vといった高圧の三相3線式配電が一般的です。
しかし、そのような現場には制御回路(100V〜240V用)が使える「中性線」が引かれていないことが多く、重くかさばるステップダウン変圧器(トランス)を挟むしかありませんでした。 - 人命に直結する「最上級の安全要件」
水気を含んだ泥や高湿度の閉所環境で、人間が手動で高電圧機器を操作します。
万が一の漏電が許されないため、一般的な産業機器以上の極めて強固な電気的絶縁が必須になります。 - 「限られたスペース」と強烈なサージ・振動への耐性
手持ち式という性質上、筐体サイズは大きくできません。
そのタイトな空間に、大型機器のオン/オフ時に発生する強烈な電圧サージ(過電圧カテゴリIII)対策と、
絶え間ない振動へ耐え得る設計を考える必要があります。
難題を解決する「ARCF20」の圧倒的な優位性
- 85〜530 VACの超ワイド入力:三相ラインから直受電
最大530VACという超ワイド入力範囲を備えたARCF20は、中性線のない三相システムの「線間(相間)電圧」から直接受電が可能です。
これまで必須だった「制御電源用のトランス」を回路から完全に排除できるため、手持ち式機器において最も重要な「劇的な軽量化・小型化」を実現します。
また、発電機特有の激しい電圧変動も吸収します。 - 人命と回路をダブルで守る「OVC III」×「クラスII強化絶縁」
┗産業用配電直結の厳しいサージ環境に耐える過電圧カテゴリIII(OVC III)に対応。
┗4300VACの入出力間絶縁に加え、アース線を必要としないクラスII絶縁構造を採用。
接地(アース)環境が不安定になりがちな現場でも、作業者を感電のリスクから確実に保護します。 - 過酷な環境を耐え抜く「樹脂充填の完全モールド構造」
┗砂塵や湿気の侵入を完全にシャットアウトするフルカプセル設計。
┗動作温度は-40°Cから+90°Cまでをカバー。
最大95%の結露環境、激しい衝撃、気圧の低い標高5000mの高地まで、あらゆる過酷な現場で信頼性を提供します。 - 限られたスペースにも対応可能なコンパクトサイズ
┗サイズ:74.2 × 47.0 × 23.1 mm
┗完全にモールドされ、自然対流(ファンレス)で十分な冷却パフォーマンスを発揮。
余計な放熱板やヒートシンクを並べる必要がないため、メカニカル設計の自由度が大幅に向上します。
手持ち式トンネル掘削機での使用例
- メイン制御基板
- モーター制御回路またはドライバー回路
- 安全および監視用電子機器
- ステータス表示盤または通信モジュール
◎製品詳細はこちら:ARCF20シリーズ
