広入力電圧範囲のAC/DCパワーモジュール

■用途:産業用制御システム
・スマートインフラストラクチャ(Smart Infrastructure):道路、橋、電力網(スマートグリット)
・水道網、ビルなどの「物理的な社会基盤(インフラ)」の管理
・IoTセンサーやAI、クラウドコンピューティングなどの「デジタル技術」を統合した次世代システム
・EV充電、AI対応産業機器、電力自動化システム など

■特徴
・90~305VAC入力対応、一部85VACから最大530VACまで拡張可能
・電力レンジ:2W~60W

遠隔地や無電圧環境でも安定した電力供給を保証します。

超ワイド入力は、OVC III/IV オプションと強化された4300~5700VAC 絶縁を備え、
追加のフィルタリングを必要とせず、直接グリッド側に設置するために必要な保護を提供します。

■対応シリーズ
AYC、AZC、AOC(H)、AHCH05、AOCH05、AOCH10、AFCV20、ARCF20、AFCH25、ATC30、ATCH30、ATCV40、ATCW40、MSC、ANCH50、ARCV60、

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OVC III vs OVC IV:正しい過電圧カテゴリーの選び方

■過電圧カテゴリー(OVC)の概要
OVCとは機器の設置環境における「過電圧(サージ)に対する耐性」を示す国際規格(IEC 60664-1等)の分類です。

・OVC I:特別な保護がされた回路(PCの内部基板など)
・OVC II:一般的なコンセントに接続される家電やポータブル機器
・OVC III:分電盤や、そこに直接配線される産業用機器
・OVC IV:電力網の引き込み口、スマートメーター、主配電盤などの過酷な一次電源環境

■OVC IV対応製品のメリット
標準的なAC/DCモジュール(OVC II/III対応)をOVC IV環境で使用する場合、通常は基板上に多数の外部保護部品を追加する必要があります。
これに対し、OVC IV対応モジュールは高い絶縁性と保護機能をあらかじめ備えており、
外付けの絶縁トランスや大型サージ保護部品なしで主電源に直接接続が可能、下記のメリットをもたらします。

  1. 基板スペースの削減:外部保護コンポーネントが不要になり、設計を大幅に小型化
  2. コストと工数の削減:部品点数(BOM)が減ることで、調達・在庫管理・実装プロセスが簡略化
  3. 信頼性の向上:部品点数の削減により故障リスクが低下し、過酷な環境下での長期信頼性が向上
  4. 設計の最適化:EV充電ステーションやスマートメーター、再生可能エネルギーシステムなど、
    屋外や系統連系機器の電源設計が容易に

ArchではIIIとIVに対応した製品がございますが、IVまで対応しているメーカーは非常に少ないです。

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