OVC III vs OVC IV:正しい過電圧カテゴリーの選び方

■過電圧カテゴリー(OVC)の概要
OVCとは機器の設置環境における「過電圧(サージ)に対する耐性」を示す国際規格(IEC 60664-1等)の分類です。
- OVC I:特別な保護がされた回路(PCの内部基板など)
- OVC II:一般的なコンセントに接続される家電やポータブル機器
- OVC III:分電盤や、そこに直接配線される産業用機器
- OVC IV:電力網の引き込み口、スマートメーター、主配電盤などの過酷な一次電源環境
■OVC IV対応製品のメリット
標準的なAC/DCモジュール(OVC II/III対応)をOVC IV環境で使用する場合、通常は基板上に多数の外部保護部品を追加する必要があります。
これに対し、OVC IV対応モジュールは高い絶縁性と保護機能をあらかじめ備えており、
外付けの絶縁トランスや大型サージ保護部品なしで主電源に直接接続が可能、下記のメリットをもたらします。
- 基板スペースの削減:外部保護コンポーネントが不要になり、設計を大幅に小型化
- コストと工数の削減:部品点数(BOM)が減ることで、調達・在庫管理・実装プロセスが簡略化
- 信頼性の向上:部品点数の削減により故障リスクが低下し、過酷な環境下での長期信頼性が向上
- 設計の最適化:EV充電ステーションやスマートメーター、再生可能エネルギーシステムなど、屋外や系統連系機器の電源設計が容易に
ArchではIIIとIVに対応した製品がございますが、IVまで対応しているメーカーは非常に少ないです。
◎製品詳細はこちら:ARCH製品
